ここいらで、軽く自己紹介をします。
僕は28歳。名前は竜一。
普通のサラリーマンで特に趣味はなし。これといった特技もなし。
顔は織田裕二と猿を足して2で割ったような・・・
そうなんです。僕にはギャグセンスもない。
まあ、そんな奴です。
で、電話の友人は幼馴染の薫。
こいつはイケメンで女には困らないような明るい奴。
ルックスから何からほぼパーフェクトです。
僕は、いつもこいつの引き立て役をしている感じがしていました。
でも、こいつの凄さは顔でもなく、話術でもない。
なんだか憎めない奴だってこと。そういう奴ってたまにいますよね。
ハア・・
なんだか悲しくなってきました。
そして、もう一人の友人、
弥生。
ちょっドジだけど素直で可愛い子。まあ、みんな同い年だから可愛いもおかしいかな。
まあ、芸能人で言えば・・・わかりません。
彼女も薫と同様、モテるだろうに、浮いた話はなく、
・・・まあ、こんな僕に気を使ってくれているのか二人とも異性の話はあまりしません。
皆、独身です。
僕たちは遊んでいる時、3人で横並びに歩くことがあるのですが、弥生が真ん中に入って二人の腕を組みます。
そんなとき、僕の腕には彼女のオッパイが当たるんです。
彼女は間違いなく天使でしょう。
・・男性ならみんな共感してくれるはず・・と、思いたい。
…あ、僕の場合はコイビトのコの字も実在しないから、そう思うのかもしれませんね。
・・・ハア。

さて、自己紹介が終わったところで、次の日のことです。
僕はもちろん朝一番で洋服を買いにいきました。
色気のない生活が長いので、僕にはよそ行きの服がありません。
今時の服もよく分からないし・・・、ユニクロでいいのかどうかも分からない。
で、仕方なしに弥生に来てもらい二人で服を買いに行く事になりました。
気がつけば・・・僕の腕には弥生のオッパイが・・。