「僕は、僕の欲ではなくて、君の欲を叶えようと思うようになった。
そうしたらね、不思議に君をもっと好きになった。
分かる?
僕はね、君と共に歩きたいという気持ちから、君を包む、君を見守る気持ちに変わったんだ。
僕はきみを守る。
恋と愛の違いって相手の気持ちをどれだけ重視できるかじゃないかな?
相手の気持ちを素直に汲めば、それが自分の幸せに繋がるんだよね。
僕の欲を叶えてもらっても、それが本当に幸せではないんだね。
僕はもっと大きな幸せがあることに気づいたんだ。
僕はね、君を毎日毎日想っている。
そうしたらね、いつのまにか恋なんてちっぽけなものじゃなくて、愛にまで膨れ上がってしまったんだ。
例えば、毎日の少しの貯金が、今では貯金箱に一円玉一つも入らないほどにね。
そうしたらどうなったと思う?
僕の心の貯金箱は大きくなったんだ。
だから・・
だから、これからも、もっともっと君を想っていられるんだ。
でもね、本当は怖かったよ。
貯金箱じゃなくて風船かと思ってたから。
僕の想いは爆発してしまうのだと思ってた。
僕はね、思うんだ。
結婚すればいつでも一緒にいられるかもしれない。
でも、人には嫌な部分が必ずある。
だから、今の僕と君はいいとこ取りだってね。
今の関係なら心に傷が入った時、僕たちは癒しあえる。
だから僕も頑張ろう。
そう思って生きよって思ってた。
悩む事など何もない。この世のなかに、辛い事など何もない。全てが楽しいこと、そう思えるようになったんだ。
これだけ君を愛している自分を誇りに思おう。
自分を誇りに思ったら自信がついたんだ。
僕はすごい、ってね。
すごいって思ったら、僕は僕を大事にしたいと思った。
身体の調子が悪くなったら頑張りすぎている自分を気遣う。
心の調子が悪かったら、自分に優しくしてあげればいい。
人が苦しんでいれば少しでも話を聞いてあげたい。
自分を偽るから辛くなるんだ。
頑張らなくていいんだってね。
僕はね、自分で自分を縛り付けていた事に気づいたんだ。
「なんだか疲れたな~」と思ったら休むことにする。
自分の気持ちは自分で受け止めればいいんだ。
人ってさ、感情の動物だから、理屈じゃないんだよね。
感じたままに行動するのが気持ちいいんだ。」