「もっと簡単に考えればいい、そう自分を甘やかそうともしてる。
君に告白し、結果は君に任せる。
ただそれだけなのかもしれない。
でも・・
でも・・
友情を壊すことは全てを壊すこと・・
そうも思うんだ。
今よりも君に会えなくなる可能性があるなら告白しないほうが幸せだとも思う。
僕は臆病だね。
でもね、僕は・・
君を好きで好きでたまらないから、こんなに強くなれたんだ。
この手紙を書いて頑張ろうと思った。
いい男になろうと思った。
君という光が閉じても、まだ色々な光があるのかもしれない。
でも眩しい光は君だけで・・。
心の目にも見えないくらい君が眩しい光を放ち僕をいじめるなら、いっそ僕は君に嫌
われたほうがいいのかとも思った。
でもね、何よりも自分を諦めることは出来ないんだ。
いつか君と同じくらいに僕も光を放ってやると思ったんだ。
それまで、興味ないそぶりをしたり・・冷たい態度をとったり・・するかもしれな
い。
そして、君が僕を振り回していくのかもしれないと思ってた。
でも、僕は僕に振り回されそうだったんだ。
考えて考えて・・、何も思い浮かばない時、疲れ果てて僕はぐったりとした。
そうしたらね、フと思ったんだ。
楽しければいいじゃないか、とね。
自分の気持ちに素直になったんだ。
君のことを考えているとき、僕は生きている実感が沸く。
これはね、君に何かを求めているわけではないよ、
でも、そういう意味では君を利用しているのかもね。」