………青虎…………………青虎?……………青虎!?


なっなっ、…ヤバい!!
ヤバい、ヤバい!バレたらヤバい!!
不良校だけど、ヤンキーばっかだけど、まさか青虎の奴らがいるなんて!!



あっ!
青虎は全国No.2の族なんだ…
なんかあたしを探してるみたいで……
見つかったらヤバい!!


………まぁ、負けはしないけど。
でも、めんどくさいし…。
ばれたくない!!





「おい、大丈夫か?」


…………………


「おい!」



『えっ…あっ……大丈夫です』



「鈴幹みたいなひ弱そうな奴は相手にされないから、安心しとけ」




……ひ弱そうねー。
ひ弱じゃねーけど、まぁバレなきゃ大丈夫かな。



『あぁ』



「それよりも妬まれないように気をつけるんだな」


…はい??




『なんで俺が妬まれるんだよ』



意味分かんね。
あたしはひ弱そうな転校生なんだろ??
なんで妬まれなくちゃならないんだよ。



「鈴幹はイケメンだからな周りの男からの嫉妬みたいな感じだ」




…はい??




『俺がイケメン??』





どこが??
黒髪に眼鏡かけてるし…。
ダサくない??



「(…無自覚かよ・・・)
まぁ、いい。・・・教室ついたぞ」