結局その日は片付けに追われ、言葉のとおりに調薬は翌日となった。


夜にペガサスがお風呂に入ると意気込んでいたけど、それはスルー。

毎日毎日お風呂に入るなんて贅沢、王族以外はしてないもの。


そう言うとまたもや雷に打たれたような衝撃を受けたペガサス。


彼はこれも勉強、とか言いながら、とぼとぼと部屋に帰って行った。



そして、翌日。




「さあ、お別れの儀式よ」

「そんな寂しいこと言わないでくださいよぅ…」




どん、と目の前に置かれた鍋を前に、アタシはこれまでにないほど意気込んでいた。


だって、これでこの訳のわからない馬に羽が生えたヤツとおさらばできるのよ?!


そりゃ気合いも入るってものよ!!