イキナリ将樹が耳元に

口を近づけてきた

「零華、教えて?」

可愛すぎる・・・・!!

「カラクリって言うか・・・ここの学園は
 毎年同じ問題をだしてるみたいで
 ここの卒業生の親戚が
 編入生の人と付き合ってて
 問題と回答くれたの」


ポカーンと口をあけている将樹


教室なのにイキナリ抱きつかれた


みんなは集中しててこっちを見ていない
だけど2人だけ

秋と涼斗くんが見ている


聞こえない声で小さく小さく
ささやかれた


「それでも、俺は零華に出会えて良かった
 感謝しないとな?その人たちに」


「そうだね」



あたしは最近おかしい


将樹の事を考えるたび
胸が苦しくて張り裂けそう


あ!!いいこと思いついた


「ねぇ将樹?」


あたしも耳元で言ってみた