叫んでも来るとは思ってなかった
違うクラスであたしが授業を抜け出しているなんて
知らないから・・・

ましてはニセモノだ

ドン

「いってぇ誰だよ・・・」

え・・・?
伏せていた目を開けると
息を切らしながら
目の前には将樹さんがいた

「俺の女に手ぇ出さないでもらえます?」

そう笑顔で言ったが目の奥は
相当怒っている

あたしを守ってやるその約束を果たした
あたしこの人がいなきゃダメなんだ
この人が・・・


将樹さんが・・・









好き