【あいてる時に、いろいろ報告したいことがあります。また、会えるときを教えてください】

泉に、そう、メールを打った。

「誰にメールしてんの?」

「もぉ、やから、それはびっくりするやろ?」

後ろから、また、にょっと顔を出してきた。

「彼氏にメール。この時間まで、連絡してなかったし。心配したら困るなと思って」

「俺の実家に泊まったって知ったら、余計びっくりするんちゃう?」

「おにいちゃんのお家。違う意味でびっくりするやろうけど」

くすくすと笑った。高松にどうしても、今日は同じ部屋で寝てほしいということで、高松の部屋で、ベッドの横に布団を敷いて寝ることにした。
電気を消して、布団にもぐりこむ。


「しっかし、俺も親父も、ほれた女におんなじことするとはなぁ。しかも、親子そろって、相手の親子に。笑い話を通り越して、あきれるわ」

はぁ、と深いため息をついた。

「ま、さすがは親子って感じやけどね」

くつくつと笑う。高松は、こら。と制した。

「でも、高松さん、ほんまにお兄ちゃんやってんなぁ」

「・・・ゆうきでええよ」

「でも」

「じゃ。お兄ちゃん」

「えぇ?」

「俺、妹欲しかったんよね~」

「ゆうき兄ちゃん?」

呼ぶと、一瞬、高松が黙った。

「あかん。犯罪的にかわいい。むらむらする」

「・・・高松さん」

「あ、ごめんなさい」

2人で笑った。