「大丈夫か?」

「うん、大丈夫」

そう言って、泉を見て笑いかけた。
ベッドからおりて、泉と一緒にリビングへと向かった。時間は6時。
30分には家を出ることになっていたので、ちょうどいい時間だった。

顔を洗って、出る準備をした。

「また、何かあったら連絡してや?」

「うん」

思わず泉に抱きついた。泉も、ぎゅっと抱きしめてくれた。

「それじゃ、出ようか」

軽くキスをして、家を出た。きょろきょろとあたりを見回して、人がいないのを確認し、先にマンションを出た。

「じゃぁね!がんばって!」

そう言って手を振り、家に向かって歩き出した。