***** 奈緒's View *****
この数日間に比べ、うそのように穏やかな日をすごした。
同僚の2人は、高松のテレビでの発言を知って、かなりからかってきたが、でも、そのくらいだった。
水曜日は課長が念のため一日ゆっくり休めと言ってくれたのでゆっくりと休ませてもらった。夕方からは、泉と一緒にのんびりとすごした。
木曜はたまった仕事をこなすために、かなり時間がかかり、残業を余儀なくされた。
そして、今日は金曜日、ようやく仕事もひと段落して、時間は20時。泉とのご飯は21時からなので、余裕で上がれた。
「終わったー!」
はぁ、と息をつくと、周りの同僚から、お疲れ、と、ねぎらいの言葉をもらった。
「今日はこれからデート?」
隣に座っていた同僚に聞かれ、まーね、と答えた。そして、はっと気づく。
「うそ、伏見さん、彼氏いんの!?」
この間の事情を知ってる、2人以外には、事情説明してないの忘れてた・・・
「あ、あはは。彼氏できましたー」
「いつ」
「えぇと・・・先週?」
「なんで疑問系?」
「いや、先週デス」
よく考えてみれば、泉と知り合って、ちょうど一週間だ。
たった、一週間なのに、こんなにいろいろあったとか、不思議でたまらないわ・・・
「で、今日はデート?どっかいくの?」
「いや、そのあたりの居酒屋で、ご飯食べるくらいだと思います」
「へー。じゃ、みんなで今から伏見さんの後をつけてこーぜ」
「はい!?」
『さんせー!』
「いや、ちょっとたんま!」
「ほら、みんなPCの電源落として、落として」
いそいそと、何人かが片づけを始める。
勘弁してほしい。
「いや、まだ待ち合わせ前」
そういった瞬間に携帯がなった。見ると泉からだ。
「なになに、彼氏!?」
「う、うるさいですよ!・・・もしもし?」
携帯に出た。
この数日間に比べ、うそのように穏やかな日をすごした。
同僚の2人は、高松のテレビでの発言を知って、かなりからかってきたが、でも、そのくらいだった。
水曜日は課長が念のため一日ゆっくり休めと言ってくれたのでゆっくりと休ませてもらった。夕方からは、泉と一緒にのんびりとすごした。
木曜はたまった仕事をこなすために、かなり時間がかかり、残業を余儀なくされた。
そして、今日は金曜日、ようやく仕事もひと段落して、時間は20時。泉とのご飯は21時からなので、余裕で上がれた。
「終わったー!」
はぁ、と息をつくと、周りの同僚から、お疲れ、と、ねぎらいの言葉をもらった。
「今日はこれからデート?」
隣に座っていた同僚に聞かれ、まーね、と答えた。そして、はっと気づく。
「うそ、伏見さん、彼氏いんの!?」
この間の事情を知ってる、2人以外には、事情説明してないの忘れてた・・・
「あ、あはは。彼氏できましたー」
「いつ」
「えぇと・・・先週?」
「なんで疑問系?」
「いや、先週デス」
よく考えてみれば、泉と知り合って、ちょうど一週間だ。
たった、一週間なのに、こんなにいろいろあったとか、不思議でたまらないわ・・・
「で、今日はデート?どっかいくの?」
「いや、そのあたりの居酒屋で、ご飯食べるくらいだと思います」
「へー。じゃ、みんなで今から伏見さんの後をつけてこーぜ」
「はい!?」
『さんせー!』
「いや、ちょっとたんま!」
「ほら、みんなPCの電源落として、落として」
いそいそと、何人かが片づけを始める。
勘弁してほしい。
「いや、まだ待ち合わせ前」
そういった瞬間に携帯がなった。見ると泉からだ。
「なになに、彼氏!?」
「う、うるさいですよ!・・・もしもし?」
携帯に出た。


