「ねぇねぇ、あれって

 N君じゃない?
  
 ・・なんか狼っぽい(笑)」

 そこには同級生のN君が

ガチャガチャの前で

獲物を狙う狼のような顔で座っていた。

「あははーじゃあ、あだ名は狼君ね!」

「・・あれ?

 あれって狼君の弟のY君ジャン!」

なんか・・・・

「「カンガルーみたい・・」」

「「ちょっと!まねしないでよ!」」

「「・・・・・・」」

「「あはは!!」」

「てか2人して何してるんだろう?」

カンガルーは袋を持って狼のまわりを

ぴょんぴょんとはねていた。