「んっ…―!!」 不意に、零斗が唇を押しつけてきた。 甘酸っぱいイチゴのような…― あたしの頭はボーっとしてしまい、次第に力が抜けてゆく。 「んぁっ……ふ…っ」 その時。 あたしは耐えきれなくなり、ペタンと床に座り込んだ。 息を切らしながら零斗を見上げると、零斗の顔には妖しい微笑みが浮かんでいた。