REKKA~深紅の反乱

「仕方がないわ。ボルドーさまが選んだお相手だもの。悪い子じゃなさそうだし。そうだ。あたしが彼女達に紹介してあげる。あたしが紹介すれば、納得するかもしれないから。今日のお式はダメになったらしいけれど、どうせ、日を変えて行われるんでしょう?なら、あたし達と仲良くなってた方がぜったいいいに決まってるもの」

ゴブリンは、烈花の手をがっちりとつかんだ。

「あの・・・」

「そうだったわ。あたし、自己紹介もしてない」

ゴブリンは微笑んだ。

目をわずかに細めたのだけれど、多分、微笑んだのだと思う。

「あたしは、アイリーン」

はあ。

アイリーンさん。