REKKA~深紅の反乱

そして、そんなに広くもない。

ひとしきりむせた渚が、烈花に気付いて、顔をあげた。

「だっ、大丈夫か!?烈花!!」

「大丈夫、だけど」

熱血系な問いかけに、冷めた口調で答える。

だいぶ、温度差のある、やりとりだ。

「本当か!?どこも、どうもないか!?」

ずるっと迫ってきて、烈花の両肩を、つかんでくる。

「暑苦しい」

「え?」

「離れてもらえない?」

渚は半分烈花の上にのしかかるような構図になっている。