苺のシロップをいっぱいかけた
真っ赤なかき氷。

それから、上にサクランボを乗せて。


それを毎日食べるのがわたしの日課。





それからそれから、
サクランボは、わたしの名前でもある。


“双”子の

“紅”い

“実”

ちえり、中里双紅実。高校一年生!


みんなからは、チェリー!チェリー!って
呼ばれているのだ。




わたしの名前は世に言う


当て字ってやつ!




お母さんとお父さんが出会ったきっかけが
サクランボだったらしい…



だから、わたしに付けたんだって
おばあちゃんが言ってた。



深くわ知らないんだ。
お母さんとお父さんは
天国にいるから。




わたしが小さい頃に
交通事故で死んだんだって。