孤独な花と孤高の王子






私がきょとんとしていると、彼は笑って話を続ける。



「なんか昨日と印象違うなぁ。意外とおとなしいんだね」


そういって近づいてくる彼に、私は逆に後ずさりを始める。
すると彼はずんずん私を追いつめ、ついには私の身体は開発室の壁にぶつかってしまった。



「………なんなんですか!」


私がそう騒ぐと、彼はにっこり笑う。



「簡単に言えば興味がわいた。…だからどう?今夜食事でも」