孤独な花と孤高の王子






―――――まどろみの中で、私は生まれたままの姿で篠宮さんに抱きしめられていた。






「…なぁ、真琴」


「………ん…?」


「さっきみたいに、俺の名前呼んでよ」


耳元でそう言う声がくすぐったくて、私は思わず笑ってしまう。
すると、篠宮さんはわざと私の耳にいたずらをし出した。



「ひゃっ!…ちょっ、くすぐった………」


すると、篠宮さんはこの上なく幸せそうな顔で笑う。