他の人に、うちらが付き合ってるのを知られないように、




慌てて俯く。





すると後ろに誰かの気配を感じて




鳥肌が立った。




その“誰かの気配”は俺のすぐ近く、



正直に言えば…



そいつの口が俺の耳元に…


『((コソコソ))紗恵、おはよ♪』




(((やはりお前かぁぁぁぁぁぁっ!!!)))



俺はものすごい勢いで“そいつ”から離れる。



「おおおおはよ★;;;」



健斗はニコっと笑い、



自分の教室へと向かった。