"ゴメン、お前とはもう付き合えねぇ"
突然の言葉に目眩が襲う。
今は、6月下旬と言う事もありジメジメした
温度と 梅雨の日差しが暑い事もあり
頭も痛くなってきた。
「"付き合えねぇ"…かぁ…」
涙も出ない。
ただ、理由(ワケ)が知りたかった。
でも『何で?』とか、
『どうして私じゃ駄目なの?』
とか、女の子らしい事は聞けなかった。
『うん』とか『別に良いよ』とか、
そんな事しか言えなかった。
卑怯なのは、私。
聞きたいなら聞けば良い。
好きなのに聞けないのが、私。
最低最悪だ。
死のうか、でも痛いのは嫌だ。
登校拒否にでもなろうか。
そんな事すれば、高校受験は
終わったも同然だ。
…変わりたい。
私はそう、心に誓った。