キミという存在。



もしかして?!・・・
と思い私は2人の会話を盗み聞きした。


『私、前から咲哉の事好きだったんだ・・・』
イキナリの真美の言葉を聞いて私は驚いた。
真美は私のライバルなんだ…。
咲哉は何て思ってるの?
そんな事を思いながら2人の会話を聞く。

『明日一緒に踊ってくれるかな?』
その時私はとっさにその場から逃げようとした。
咲哉が次にする言葉が聞きたくなかったから。
もし"良いよ"という言葉が出たら…
そう考えると怖くなってしまった・・・

逃げる時私は動揺をしてしまい扉を叩いてしまった。
その音に2人は気づいた。
「やばっ;」
小さな声で言って私はそこから猛ダッシュをして逃げた。