キミという存在。




「ねぇ‼ちょっと聞いてんの?!
離してって言ってんじゃん‼‼」
何度も言うしつこい私に、やっと男達は耳をかたむけた。
「うるせーなぁ、
少しは黙っとけよ
お前青春したいんだろ?
俺たちが協力してやってんだから感謝しろよ」
「はぁ?
あんた達なんかに頼んで無いから‼‼」
私は鋭い目つきで男を睨んだ。



私がとった行動を1人の男が怒った。
「うるせーんだよ‼
お前の意見なんか聞いてねぇし‼」
そう言ってまた強引に私の腕を引っ張って、人の少ない所に移動した。