「おーい、司。」 私たちの隣の隣のクラスを覗いて、藤堂くんは私を彼に会わせてくれた。 「おまえに会いたいって。」 出てきたのは長身の顔だちのしっかりした人。 「君は…。」 「雨宮です。あの…教えてください。吸血鬼について。」