声が震えた。 琉の袖を握る手も震えていた。 でも、琉だから。 そう思う心はやっぱり琉に騙されてるのかもしれない。 そう思うように、作られてるのかも…。 「ありがとう。」 琉は優しく微笑んで、首筋に顔を埋める。