十字架に愛を




「珠妃。」


…あれから、琉は毎日家に来てくれる。


軽くキスして、終わり。


立ち上がりかけた琉の袖を私はぎゅっと掴む。


「体、きつくないの?」


「大丈夫だよ。」


琉が私の頭を優しく撫でる。