十字架に愛を




‥…―


「ちょっと…琉。もう、駄目…。倒れちゃう。」



「そんなに?まだ足りないよ。」



昼下がりの屋上。



二人の影…。



貧血のせいで目が霞んで、視界がぼやけていく。


「あっ…りゅ…。」


「ごちそうさま。」


私の首筋から口を離すと、琉はくすりと笑って口元の血を拭う。