「っぅ…。」 ずぶりと音がして、琉の牙が刺さる。 すぐに、じゅるじゅると血を吸われる音が脳内に響いて、 琉が喉を鳴らすたび、どんどん頭から血の気が引いていく。 「はっ…。っうぁぁ…。」 あまりの痛さに、琉の首に回した腕に力がこもった。