「嫌。」


私は苦しそうな琉の首に腕を回して、抱きついた。


「もう離れない。琉…きついなら、血吸ってよ。」


私の言葉に琉が息を呑む。


「っ帰れ…。」


頑なに拒否されて、だんだん私の目に涙が滲む。