「ゆーいーっ☆」
夜彼氏からの電話に出てた
友達の春奈。
「ゆーいーっ?」
「あ、はるなおはよう」
「?どした?ボーッとして」
「え‥あ、ごめん」
「ちょ!唯!足!血!」
「?‥痛っ‥」
春奈に言われてはじめて
足を怪我していた事に気づいた。
「なにしてたのー?保健室行こ!」
春奈に連れられて保健室へ向かう。
‥‥‥
「ありがとう先生」
「「失礼しましたー」」
ガチャ
「で、誰がぶつかってきた?」
春奈にさっきの事を話すと
すごく怒ってるみたい。
「でもメアドの紙貰ったし
お詫びするって言ってくれたし‥」
「普通この怪我気づくでしょ!
そのまま行くとか何!」
「急いでたみたいだし、ね、
春奈、大丈夫だから」
「ちゃんとメールして怒りなね」
「うん(笑)」
なんて。
本当はメールする気なんてない。
「でも綺麗な顔の人だったなあ」
この一言に春奈が反応した。
「ん?唯?もしかして‥」
「?なに??」
「恋しちゃった?(笑)」
友達の莉奈が割り込んできた。
「ね、その顔は恋だよね」
春奈も賛同する。
「ち、違うよ。」
「噛んだー(笑)唯今まで
そんな顔してそんな事
言ったことないもん(笑)
恋だよ、恋っ☆」
「〜〜〜〜‥」
何故はっきり言い返さなかったのか
よく分からない‥なんて嘘。
確かに、
ちょっと気になってる私がいたり。
「尚更、メールしてお詫びさせなきゃ」
「なんで??」
「会う口実だよー」
「ああ‥(笑)」
「ついに唯が恋かあ‥ふふふ」
今日はこのことで持ち切りになった。


