* 角砂糖 と 恋 *




「おお‥もうこんな時間か‥」

「暗くなってきたねぇ」

「帰る時間大丈夫??」

「うん、私一人暮らしだから」

「そっか‥」


まだ1つだけ、
遊んでいないものがある。

観覧車。

前彰吾と来たときも
最後に乗った観覧車。

いっぱい話して
すごく楽しかったのを覚えてる。

次の日、
あの別れの言葉を伝えられたから。


「観覧車乗ろっ」


私は勇気を出して
彰吾を観覧車に誘った。

もし今の彰吾が
あの彰吾じゃなくても

私は今の彰吾も好きだから。

言おうって決めたんだ。

5年前の事じゃなくって

今一緒にいる、彰吾が好きって事を。