* 角砂糖 と 恋 *




あっという間に帰りの時間。


「(宏樹、告白したのかな?)」


校門前で宏樹を待っていると


「あっお久しぶり!」

「?‥‥!!!」


誰かと思って振り返ると
そこにはあの人がいた。


「あ、久しぶり‥です、ね」

「今から帰り?」

「はい、友達待ってて。」

「そうなんだあー
 ていうか、敬語やめていいよっ」

「えっ‥と、うん!」

「よぉーし!」


あの人と話しているときは
なぜか気持ちが落ち着いた。


「ねえ?俺らさ
 前会ったの覚えてない?」


思いも寄らない質問が来た。


「えっと‥?ぶつかった‥
 ではなく‥‥‥?」

「それより前だよっ前。
 ‥わかんないかあ。
 思い出したらでいいよ。」

「あ、ごめん(汗)」

「うん(笑)」


やっぱり笑顔が素敵。


「(あ‥)」


しっかり間近で見たら
なぜか彰吾と重なった。


「?思い出した?」

「あ、違う事考えてたっ」

「なんだぁー」


「彰吾ーーー!」


誰か男の人がこっちの方を見て
あのなつかしい名前を呼んだ。


「(え?彰吾???)」


「今行くー!じゃ、またな」


そう言ってあの人は
男の人の方へ走って行く。


「(彰吾??????え?)」


彰吾って‥‥‥‥
同性同名?
まさか本人じゃあないよね?
まさか、まさかね‥


整理がつかない。
頭の中がこんがらがって
全然意味が分からない。

私は宏樹を待たず
一人で帰ってしまった。