あの美人系な女の子がいるときは
いつも隣にあの人がいた。
「唯?‥」
宏樹は私の見ている方を見た。
そこには女の子と男の子。
「‥‥‥」
宏樹は全て悟ったかのように
黙り込む。
「あ、ごめん宏樹」
「ふぅーん」
「何?!」
「好きな人いるんじゃん」
「え、え???」
「あの人でしょ?」
そう言って、宏樹は
私の恋してるあの人を指差した。
「ななななんで?」
「顔見れば分かる」
春奈にも言われた言葉‥
そんなに顔に出やすいのかな?
「‥‥‥」
「あの子は彼女じゃないよ」
「なんで知ってるの?」
「だって前断られてたの
聞いちゃったし俺」
「そ、そうなんだ‥」
「俺も応援するから、さ」
「ありがとう」
いくら彼女じゃないとしても
好きな人といちゃつかれるのは
見ていたくない。
私は逃げるように図書館から出た。
宏樹も何も言わず着いてきてくれた。
「告白すりゃいいのに」
「むりだもーん(泣)」
宏樹に全部説明した。
宏樹は相変わらず
誰が好きか教えてくれなかったけど。
「宏樹が告白するなら私もする」
なんてちょっと
意地悪な言い方をしてしまった。
宏樹が乗るはずもない。
「‥いいよ?約束な?」
まさかこの返事が来るとは。
「え、え、本気?!」
「唯が言ったんじゃん」
「‥分かった。約束。」
「うん。じゃ、帰り報告するわ」
「りょ、りょうかい。。」
こんな約束をして
宏樹は教室へ向かってしまった。
「まぢかぁー‥(汗)」
宏樹も頑張るんだ。
私も頑張るしかない。
そう決意して、私も教室へ向かった。


