「由夏、俊也のダチだそーだ。今日のステージでお前の歌聞いてぶっ飛んだってさ」 「ありがとう」 表情を変えず、礼を言われた。 「感動した。俺あんなに魅せられたの初めてだったよ」 一瞬、程よい大きさの目が少し大きく見開かれたように見えた。 「そう。良かった。三原さん。あたし荷物まとめてきます」 三原さんに向き直り、 一度会釈をして彼女はすぐに身を翻してしまった。