「三原さん。秀樹さんが打ち上げ行こうって」 楽屋らしきの部屋の奥から少女が顔を覗かせていた。 「おお、噂をすればなんとやらだな。ちょうどいい。こっち来い由夏」 なにもいわずに三原さんのそばまでやってきた少女は制服のブレザーを着ていて、先程まで観客を圧倒していたあの少女には一瞬見えなかった。 でも、俺の視線は彼女に釘付けだったと思う。