「結局俺はどうすればいいの?」 「俺だって解りませんよ。 好きにすればいいじゃないですか」 「じゃあはい、手を繋ぎましょう」 そう言って先輩は左手を差し出してくる。 「嫌です」 先輩と俺の間に沈黙が流れる。 「……やっぱり上坂君に飼われたい。 首輪着けられたい」 また! 放課後になって まだそんなに時間が経ってないから 校内にはまだ生徒がいっぱいだ。 部活前の、移動中の生徒も多い。 そんな俺らも部活前な訳ですが。