電車が揺れた振動で、オレは目を覚ました。
幸せな夢を見ていたような気がするのに、なにも覚えていなかったから、悔しくなった。
肩に重さを感じて、目を肩に移す。
茶髪の髪の毛、旋毛が見えて、華月がもたれ掛かってるのか、と一人納得する。
運良く二つ席を確保でき、快適な電車の旅をしているのだが、もうすぐ終点らしく、人が疎らだった。
次は乗り換えだった。
「……華月、起きろ」
頭を押し返して華月を起こすが、すー、と安らかな寝息をたてるだけで、いっこうに起きる気配はない。
こっちはおまえがもたれてきたせいで首と肩が痛いというのに。
「華月っ、おきろっ」
思い切り頬をつねる。と、
「い、痛っ?」
なんとも間抜けな言葉とともに起きた。
「な、なに?え、おりそこねた?あれ、あたし、ねてた?」
「……く、はははっ」
「え?え?冬威?どうして、え、えぇ!?」
かなり動揺している華月がおもしろくて、思わず腹を抱えて笑った。
「ちょ、冬威、そんなに笑うことないでしょ…?」
顔を真っ赤にして怒りながら照れる華月にさらに笑いがこみあげた。
ついには華月も吹き出して、ふたりで静かに笑いあった。
終点だ。
幸せな夢を見ていたような気がするのに、なにも覚えていなかったから、悔しくなった。
肩に重さを感じて、目を肩に移す。
茶髪の髪の毛、旋毛が見えて、華月がもたれ掛かってるのか、と一人納得する。
運良く二つ席を確保でき、快適な電車の旅をしているのだが、もうすぐ終点らしく、人が疎らだった。
次は乗り換えだった。
「……華月、起きろ」
頭を押し返して華月を起こすが、すー、と安らかな寝息をたてるだけで、いっこうに起きる気配はない。
こっちはおまえがもたれてきたせいで首と肩が痛いというのに。
「華月っ、おきろっ」
思い切り頬をつねる。と、
「い、痛っ?」
なんとも間抜けな言葉とともに起きた。
「な、なに?え、おりそこねた?あれ、あたし、ねてた?」
「……く、はははっ」
「え?え?冬威?どうして、え、えぇ!?」
かなり動揺している華月がおもしろくて、思わず腹を抱えて笑った。
「ちょ、冬威、そんなに笑うことないでしょ…?」
顔を真っ赤にして怒りながら照れる華月にさらに笑いがこみあげた。
ついには華月も吹き出して、ふたりで静かに笑いあった。
終点だ。
