「ん〜、なんかごめんね〜?」
「や…全然…」
「あ、時間だ。じゃまたね〜」
いやいやいやいや、すげぇ爽やかに去ってったけど…。
なんか怪しげじゃなかったか?
しばらくすると出てきた秀。
久しぶりに入った自分の家に驚愕…。
「おい、ここにあったクローゼットは?」
「え…?……えーと…」
「この奇抜なカーテンは何だ?!……てめぇまさか…」
「…ちょっと気分転換?みたいな?」
「俺に殺される覚悟は?」
「おいっ…うっ…」
一発殴って、ちょっとすっきり。
結構気にいってたんだっつーの…。
むかつくむかつく…。
「柚ぴー、よくこんな暴力男と付き合ってられんね…」
「えっ?悠は優しいよ〜?」
「嘘だ〜!お前ってまさかのツンデ…くっ…」
俺はツンデレじゃねぇ…はずだ。
横でニコニコしてる柚さんは意味を理解してんのか?
とりあえずうるさい秀をほっといて、柚さんが炒れてくれたコーヒーを飲んだ。

