それからというもの、俺は生BL男優として、裸に近い姿で、男の向井とからむシーンを演劇部の活動として、カノジョに撮られることになってしまい…

でも、俺だって、いいなりにだけなってるわけじゃないぜ!!

「今のシーンさ、よくわからないから、向井じゃなくて、山下が実際に演技指導してくれないか?」

熱の入った監督のカノジョは、さっそく俺に、演技を手ほどきし始めた。
そのはちきれんばかりの肉厚巨乳バストを俺の裸の背中に押し付け、

「こう、こういう風に後ろから、さりげなく…」

カノジョの手が、俺の素肌を愛撫した。l

「片思いの苦しい感情を込めて…」

指先が俺の胸の先に触れた…

「あんっ♪」

思わずよがり声を出してしまう俺。

「がとよ…わかったこんな感じだな」

でもさりげなく、ごまかすことも覚えたぜ!

カノジョは、そんな俺を撮り続ける。
俺もそんなカノジョを見つめていられるなら、それでも、まっいいだろうって気がしてきた。