コンビニで買った、フランクフルトをしゃぶりながら、
ぶらぶら歩いていた。

カノジョは、俺が泣いていたことを聞くと、ずっと俺が見ていたことを気づくかもしれないな~

「授業中もずっと私の事見てたの!?」

そう聞かれたらどうする?

見なかったことにするか…

俺は、黄色いマスタードと赤いケチャップののった肉にかぶりついた。

「ひっ~!!」

鼻をツーんと辛さがついた。

「ゴホッ!ゲホッ!」

咳き込んでむせて、涙がでた。

「このマスタード、マジ激辛!」

俺がフランクフルトを投げ捨てると、道路の向こう側にいつもみつめているツインテールの後姿が見えた。

「カノジョだ!」

俺は、カノジョの姿を追った。