気持ちに気付いてからというもの、あたしの視線は自然とアイツを追ってしまう。 勉強もろくに手につかずテストも散々で、あたしはダメになってく気がした。 テストが終わって周りに余裕ができると 教室はまた活気づいた。 「優衣~!パァーッと遊ぼう!!」 「そうだね!遊びまくろっ」 テストがなんだっ! もう終わったことなんだから どうでもいい! 真緒との遊ぶ計画をたてて 嫌な気分を吹き飛ばす 予定だった。 「真緒、今週の話ソウから聞いただろ」 小林があたしたちのとこに来るまでは。