紳士と淑女の推理紀行






店員の話では、かなり騒がしくしていたそうだ。




「どんな会話をしてたとかわかりますか?」



「んー‥流石にちょっと、店も忙しかったですしね。」




さんまの質問に申し訳無さそうに答える店員




「ん、何やってんだ白馬」




ウロウロしていた白馬に声を掛ける。アイツ小さい時迷子になった事あるだろ。




「んー‥ここから遺体があった森が見えるんですけど、」



「本当か?」



「僕、地元の人間じゃないからわかんない☆」



「チィッ」




盛大な舌打ちである。




何が僕、だ。語尾に☆までつけよってからに。




白馬に言われた通り、窓から覗いてみると確かに遺体があった森が見える。




「あ、確か電話をするとかで数十分間くらい外にいましたよ。」









店員の言葉に白馬と顔を見合わせる。




ウインクしてきたのでイラッときた。