紳士と淑女の推理紀行






「さぁ!さんまさん!今です!ここぞとばかりに手帳を出して権力を示して下さい!!」



「そんな事せんわ!」




白馬の言葉を否定するさんま。まぁ、当然だな。



マンションの管理人に事情を説明し、うんまぁ、結局さんまの警察手帳が役に立ったわけで




白馬の思惑通り。




マンションの入口付近に設置された監視カメラを見れば、そこには画質が悪かったが高田が映っていた。




山下よしみが高田とマンションに入り、今度は1人で出て来たようだ。




高田の証言通り、アリバイの時間に高田は外に出たようだ。




監視カメラの映像から目を離せば、白馬がいなかった。




「いやーちょっと探検してきました周辺を。」




何やってんだコイツ。




「あんま大きな声で言えないですけど日当たり悪いですねーベランダ側に大きなビルが建ってますよ!」




大きな声で言うな。




「で、監視カメラの方は?」



「ん、まぁ大きな声では言えんが…画質が悪いが高田と山下よしみが映っていたよ。」



「言ってる言ってる。」



やっべ。