紳士と淑女の推理紀行






「さて、どうしますかね?」




署を出てから言う白馬




「そうだな、通り魔は山本よしみ殺害を否認している。その件について調べるか、もしくはー‥」


「仮説の件を調べるか、だね。」




蘭子の家で立てた仮説




それは『模倣犯』という仮説




「…通り魔の方は警察に任せてみるか。」




ああ見えて魚沼はデキる刑事なのだ。




少々口うるさい所もあるが信頼はできる。




「じゃあ、俺達は模倣犯について調べますか。」



白馬の言葉に同意し、まずは情報集めだ。




情報集めといえば蘭子だ。




連絡すれば二つ返事でOKしてくれた蘭子




私達が蘭子の家に着く頃には情報は集まっているそうだ。




私と白馬は歩いて蘭子の家に行った。