紳士と淑女の推理紀行






「相変わらずだなぁ‥神君は。」



「まぁまぁー☆
とりあえず今回の事件の裏付けとか話すからーまぁ立ち話もなんだし入って入って♪」



「ここは私の家だが」




とりあえず、
居間に入る事にした。




あぁ、ちなみに私が叩き落としたもう1人は二頭身の祖父だ。




居間に入り、ソファに座ると手帳を取り出す神君



形だけの事件の概要を裏付ける話




「…と、言う訳でー紅葉ちゃんの推理通り、警察内部に暴力団の仲間がいて、警察は見事逮捕できましたとさ。めでたしめでたし。」




何故童話口調で締めた。



「いやー今回も紅葉ちゃんのお陰で助かりました♪ありがと!!」




そう言って笑う神君。




神君には双子の冷泉さんって探偵の弟がいるんだけど、




冷泉さんは気まぐれだからあまり事件を引き受けない。




その引き受けなかった事件を私が最初引き継いでいたんだけど、




今では私に直接依頼がくるまで信用されているのだ。




「いやぁー俺の家系は優秀な人ばかりで助かりますー。」




そういう神君だって20歳で刑事になった人間だ。



キャリアって事をさし抜いても充分優秀なのだ。