ピピピピピ‥




目覚まし時計の音で目が覚める。




まどろみの中で騒音を響かせる時計がひどく憎かったが今日はそれでよかったと思う。




久しぶりの過去の記憶にため息をつきながらも布団からも起きあがる。




制服に着替えて、朝食をとって、いつもと変わらぬ朝




行ってきます、と外に出れば朝から胡散臭い笑顔のアイツがいた。




「おはようございまーす♪」



「…何故いる」



「ワーォ傷つくなぁ」




それでも行く方向は同じゆえ隣を歩く白馬




「今日の放課後、署に行って話をするが…お前もくるのか?」



「行きますよそりゃあ。ケガさせられたしぃー??」



「……悪かったよ」



「別に紅葉ちゃんのせいじゃないって言ってるのにでもまぁそれでもって言うなら荷物くらい持たせてあげてもいいよ?」



ドサ、と持たされるカバン




やはりコイツは胡散臭い。というか何入ってんだ重い!!