紳士と淑女の推理紀行






「‥というか会った事もないのに何故そこまで……?」



「蘭子はあの!顔と性格が駄目なんですの!!」



‥メディアには注目される程だからそこそこイイ顔じゃないと駄目なをじゃないか??




「紅葉ちゃん!!
絶対に引っかかったら駄目ですわよ!!」




ガシッと手を掴まれるがそもそも会わない奴にどう引っかかれと。




「‥そもそも蘭子は…」


「おっと、いけない。時間だすまんな蘭子私は帰る。」



「紅葉ちゃーーーっっん!!??」




蘭子を置いて食堂を出る。




私は鞄を持って学校を早退した。




実はこれから家に知り合いの刑事が来る。




先程テレビで放送されていた解決した殺人事件の事についてだ。




家に着いて、玄関を開けると




「「紅葉(ちゃーっん)!!」」




ベシッ
サッ




人の名前を呼びながら飛んできた1人は避けて、



1人は頭を抑えて止めた。




「もぅー紅葉ちゃんったらツンデレー☆」




そう言ってヘラヘラ笑う彼は




桐谷 神(キリタニ シン)




彼は刑事で、‥私の親戚でもある人だ。




小さな頃から仲が良くてよく遊んでもらっていた。