まぁいい。
調べるにしても人員が必要だしな。




「警察はこれ以上何も教えないからな!
いいか、余計な真似は許さん!!」




捨て台詞らしき言葉を吐いた魚沼




そんなんで私が怯むか馬鹿者が。




「警察に教えてもらわなくとも情報くらい調べられる。
第一、貴方に情報をもらった事など一度もない。」



「そーそー、それ以前に教えてほしいなんてお願いしてませんしね?」




ぐぬぬ、と顔をしかめる魚沼




はっはっは、さぞ悔しかろう。




「親子共々、面倒な奴だな紅葉。」




そんな事言われても困る。




「で、そっちの男は?」



どうやら魚沼はテレビなどは見ないらしい。




「白馬です。」



「はくば……?
おい、君名前はっ……」



魚沼は白馬に問いかけようとしたところで部下に呼びかけられた。




一瞬止まったが、部下に呼ばれ現場の方にもどった。




「なんだ?」



「…さぁ、なんでしょうね」




暗さのせいで白馬の顔はよく見えなかった。