「で、帰り道がなんです?聞いてやるんだからありがたく思えよ?」
「そうか礼を言う死んでくれ。」
これ以上話をそらすつもりはない。
携帯を出し、テレビ機能にして白馬に見せる。
「…なんです、コレ?」
白馬に見せたのは先ほどやっていたニュース番組
内容は通り魔事件について
数分見て理解したらしい白馬が浅いため息をついた。
「…なるほど、確かに俺たちは今日の帰り道にカラーペンキが着いていたアスファルトを見ました。ですが……」
携帯を私に差しだし、私はそれを受け取った。
「それに俺たちが関与する必要はないでしょう?」


