「言ったでしょ、共犯者がいるって」
「共犯者がメールしてたって事か!」
そう、そう考えるのが自然だ。
問題は誰が共犯者なのかという事だ
「飯田さん、あなた山下よしみさんと会ったって勘違いしてましたよね?」
「…えっ、あ、あぁ」
「どうして勘違いしたんです?」
「…えっ、よしみの部屋に入ってったし」
「じゃあその共犯者は山下よしみさんの家を知っていたという事ですね。」
ある程度山下よしみと親しい者、あるいは
犯人に聞いていた者
「でもいくら部屋に入ったからといって、それだけじゃない筈です。例えば……」
「あっ…背丈も同じくらいだったな、髪型も」
「共犯者は女って事か!!」
その可能性が高い。
そして私と白馬は、少しだけ思い当たる人物がいた。
でもまずは
「共犯者が女性…そう考えてみると、何故彼女が協力したのか、それが疑問になります。」
「彼女を犯人と同じくらい憎んでいたって事か…」
そして協力すべき事だった。


