「きょ、共犯者って…!だ、誰だ!?」
「やだもう、さんまさんったらせっかちさん☆」
「茶化すな!」
「まぁまぁ、ちゃんと説明しますよ。ねぇ、紅葉ちゃん?」
私を見て、そう言った白馬
「名前で呼ぶな。」
お前の事は、後だ。
「さて、ここで考えてみましょう。山下よしみさんは、いつ殺されたのか?」
飯沼と会った山下よしみが、別人だと仮定すればー‥
「高田と別れて、坂口とメールした後…だよな?」
「はい、そこ!そこで再び問題です!!」
「な、なんだよ!?」
びしっ!と魚沼に人差し指を指す白馬
「飯沼さんと会った山下よしみさんが偽物である今、坂口さんとメールしていた山下よしみさんは本物か?」
「……!」
「お、俺とメールしてたのがよしみじゃないって事かよ!?」
「山下よしみさんがその時既に死亡していたとしたら、です」
電話とメールでは本人かどうか区別はつきにくい。


