タイムスリップ~戦国の王子様たち



「おかえり」

「政宗、乃亜が私たちに話があるそうです。」

私はおそるおそる政宗くんを見ると、彼は私の視線に気づいた。

「……わかった。」

ーーホッ

「じゃあそこに向き合って話し合いましょう。」

「そうですね。」

それぞれが部屋の中心に正座をして向かい合った。

右から信長・家康・政宗、と座り三人の目の前に乃亜が座った。

「………」

それから皆黙り込んで重たい空気と時間だけが過ぎていった頃。